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さて、これからどこへゆこう?(Where we go?)

  • 執筆者の写真: Gさん
    Gさん
  • 2021年5月24日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年2月17日


別に仕事をサボっている訳ではないのだけれど、

世の中があんまりにもたくさんの「情報」とか「広告」で溢れているから、

どうも自分から<発信>しようって気になりづらかったりするんだな。

困ったもんだ。


それはさておき・・・


コロナ禍2年目、令和3年目。


ここのところ続くビックネームのご逝去の報に接するたびに、

「一つの時代の終わり」を痛切に感じる今日この頃です。


私にとって決定的だったのは、作家の橋本治さん。

映画監督の大林宣彦さん。

そして、ノムさんこと野村克也さん。


橋本治さんにおいては令和の日本を見ることなく潔く旅立たれた訳ですが、

上に上げた人たちに限らず「戦後」という時代を駆け抜けて、

「昭和」の終わりを見届け、「平成」の世を(時にボヤいたりしつつも)

やさしい眼差しで見守ってくれていた人たちの多くが、ここ1~2年の間に

お亡くなりになりました。

その人たちの「言葉」をもうリアルタイムでは聞けないのだなと思うと、

すごく寂しいし、心細くもあるのだけれど、同時に、

「これからは自分の頭で考えて、自分の足で歩いていかないといけないんだな」

と強く思います。


何故って、私たちは充分すぎるほどたくさんの素晴らしいことを彼らから

教えてもらったのだし、そこで受け継いだ良いものは、後に続く世代にも

伝えていかないといけないのだと思うから。



ところで、話はちょっと変わって、

私が高校を卒業して大学へ進学したのが1995年。


当時は、震災(阪神淡路大震災)とオウム(地下鉄サリン事件)と

エヴァ(新世紀エヴァンゲリオン)の年という印象が強かったこの年だけど、

25年以上が経った現在の視点から振り返ると、「戦後50年」を迎えたこの年は、

2年後に先進各国の温室効果ガス排出量の削減目標を決めた京都議定書の合意へ

と至る国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)が始まった年であり、

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウム漏えい・燃焼事故が起き、

米軍の海兵隊員と海軍軍人の合計3名による小学生女児の拉致・強姦事件を受けて

沖縄で8万5000人の参加者を集めた県民総決起大会が開かれた年だったという

ことの方に、すごく考えさせられるものがあります。


(余談ですが、日本プロ野球界から海を越えて米大リーグへ渡った野茂投手が

”トルネード旋風”を巻き起こし全米を熱狂の渦に包んだのもこの年でした。

 11月には日本でもWindows95が発売されて、個人がインターネットに気軽に

 接続できるようになったこの頃、一気に何かが「開かれた」ような気がした

ものです。)


政治的なイシューにことさら首を突っ込むつもりもないのだけれど、

「過去」はこのようにして「今」へと繋がっているのだし、

おそらく「今」私たちが行っていることは、20年後とか25年後とかの

「未来」になってみて、初めてその意味が分かることになるのだろう、と。


だから、私たちは

「過去」から学ばないといけないと思うし、

「今」を大切に生きなければならないと思うし、

「未来」に夢を見ることを忘れてはいけないないと思うのです。


さて、

介護保険制度がスタートしてから既に20年(以上)、

その後を追うように出来た障害者自立支援法(現・障害者総合福祉法(通称))

が始まってから早15年(ほど)。


主に社会の少子高齢化の進展と国による財源確保の問題に対応するために

始まったこれらの制度であると理解しているけれど、ここに来て様々な課題

がクローズアップされるようになってきたと思っています。


その中でも最も重要かつ深刻なのは、「担い手」の確保の問題も含めて、

「社会的共通資本」の一つでもある地域の<福祉>をどうやって守り、

育てていくのか?ということなんじゃないかな。


『歴史』のために、いったい自分(たち)は何をできるのか?


あいかわらず踊り場の真ん中で不器用なダンスをジタバタと踊っているような

毎日なのだけど、最近はそんなことが気になってあがいています。


さ、求人のボシュウをかけなければっ!


 
 

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