「尊厳」について
- Gさん

- 8月6日
- 読了時間: 4分
更新日:8月15日
「尊厳」について考えている。
「福祉」と「尊厳」とは、たぶん切っても切れない関係だから。
でも、「尊厳」っていったい何だろう?
矜持(プライド)とは違うのだろうか…?
すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、
立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。(日本国憲法 第十三条)
私、この文章、好き。
「すべて国民」は、を「すべての個人」はとしてくれたらもっとステキだけど、
まぁそこは「国民国家・ジャパン」の憲法だし、別に文句はありませんよ。
問題は、「公共の福祉」とは何か?ということで、そこを考え続けることが大切。
福祉サービスは、個人の尊厳の保持を旨とし、その内容は、福祉サービスの利用者が
心身ともに健やかに育成され、又はその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことが
できるように支援するものとして、良質かつ適切なものでなければならない。
(社会福祉法 第三条(福祉サービスの基本的理念))
うむ。
パーフェクト・ヒューマンを目指せってことか(たぶん違う)。
旨(むね)とする・・・主として重んじる。第一とする。
だから、「個人の尊厳の保持」が福祉サービスの主目的であるということ。
価格(Preis)をもつものは、それと等価な別のものによって置き換えることができる。
これに対して、あらゆる価格を超え、等価物を許さないもの、それは尊厳(Würde)をもつ。
(イマヌエル・カント『道徳形而上学の基礎づけ』)
ドイツ人は言うことが難解だが、これはよく分かる。
数字や記号に「置き換え」されえぬ<何者>かに、我々はなりたいのだ、たぶん。
世界中が、イッヒ・リーベ・ディッヒ♡(違うか…)
天上天下唯我独尊
(ゴータマ・シッダールタ)
さすが、お釈迦様!言うことが明快!!
(…って、古代インド人なんだし、実際のセリフはこんなんじゃありませんよね?!)
「天は人の上に人を作らず 人の下に人を作らず」と言えり。
(福沢諭吉『学問のすゝめ』)
諭吉はんも、良く分かっておる。
ちなみに、諭吉はんは「自由」についても語っております。やるやん!
学問をするには分限を知ること肝要なり。人の天然生まれつきは、繋がれず縛られず、一人前の男は男、一人前の女は女にて、自由自在なる者なれども、ただ自由自在とのみ唱えて分限を知らざればわがまま放蕩に陥ること多し。すなわちその分限とは、天の道理に基づき人の情に従い、他人の妨げをなさずしてわが一身の自由を達することなり。自由とわがままとの界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり。
尊厳という
いったい何のために生まれてきたのか
使命とか なんとかじゃなくて
こうやって生きてることが
もしかしたらメッセージかもしれないですね
(アントニオ猪木『ライブ・エール』)
言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい説得力だ!
ちなみに猪木氏は、国会議員だった湾岸戦争時、クウェートからイラクに連行され国外移動禁止処分となった日本人を救出するため、『スポーツと平和の祭典』なるイベントをイラク国内で慣行。結果、イラク政府が全人質を解放に踏み切るという結果を手にしています。
自身はその際、イスラム教へ改修。破天荒でスキャンダラスな人生でしたが、信念とネゴシエーションの人でもあったんですね。
Fat man looking in a blade of steel
Thin man looking at his last meal
Hollow man looking in a cotton field
For dignity
太った男は、鋼(スティール)の刃の中に
痩せた男は、最後の食事(ミール)の中に
うつろな男は、綿花畑(フィールド)の中に
「尊厳」を探している
Wise man looking in a blade of grass
Young man looking in the shadows that pass
Poor man looking through painted glass
For dignity
賢者は、一枚の草(グラス)の葉の中に
若者は、過ぎ去ってゆく(パス)影たちの中に
貧者は、彩られた硝子(ガラス)越しに
「尊厳」を探している
(Bob Dylan:Dignity )
ディラン御大!
Fool man(愚かな男)だけど、今宵、私も「尊厳」を探しております。